昨日29日は仕事納め。
午後4時には役員のご挨拶と三本締(三三七拍子を三回、正しくは三段締めというそうですが)で今年を締め、あとは部署ごとの酒と簡単なつまみで乾杯します。 今年、私のところのお酒は(写真なしですが)、いずれも地元の蔵の酒でした。 清流のめぐみ 峰旭の雫 (丸石醸造) 東龍 純米酒 龍瑞(東春酒造) 木曾三川 純米大吟醸 武陵桃源(内藤醸造) 最初の「峰旭の雫」原料米は「ミネアサヒ」という標高300~400mの中山間地域で栽培される”れっきとした”主食用のお米で、地元ではコシヒカリより旨い、と評判の米。 地元の農協と岡崎の丸石醸造が協力してこの12月から販売開始されました。 これがね、意外に(失礼!)旨かった。 他の二本と較べてしまうとやはり雑未があるか、と感じるけれど、これだけだったら文句なしで「おぉ、旨いじゃない」という酒でした。何しろ原料が全部主食用うるち米なんだから、これは大健闘です。 私は内心、「さすが丸石」と・・・。 丸石醸造は創業元禄3年(1690年)、来年は創業320年!という歴史ある蔵元。 先代の社長、深田正義氏には幾度かお会いしたことがありました。10年ほど前のことです。 当時、酒造りの知識など殆どなかった私に、正義氏はある日、こんな話をされました。 「YK35って知ってるかい? 今、日本中の蔵がこれで酒を造ってる。確かに旨い酒はできるけど、みんなが同じ酒を造ってたら、地酒って一体何なんだ? 酒は地元の米で、地元の水で、地元の人がつくるものだと思う。俺はそういう酒を造りたい。」 丸石醸造のラインナップには必ず、正義氏のプライド、地元の米を使った酒があります。 久しぶりに丸石の酒をいただきつつ、そんなことを思い出しました。 さて、明日は大晦日。 今年の最後の酒はなににしようかなぁ・・・・・。 スポンサーサイト
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