今回のお酒、購入は半田市の「酒屋くりもと」
私の家から車で30分弱、お酒を買いに行くには結構な距離ですが、エッチラホイ!っと出かけていくだけのことはあります。
なにしろ、こんな美味しい一本がありました。
島根県大田市 若林酒造
開春 備前雄町 山口 純米無濾過生原酒
開栓!!
香りは・・・これはメロンか? ほかの香りも感じるんだけど表現できないもどかしさ!
(こういううとき、自分の臭覚がじれったい。・・・○○にゃんさんの鼻が欲しいわ)
含むと・・・まず舌にピチピチと微発砲の刺激。
ちょっと行儀は悪いけど、口中に溜めて・・・唎酒の容量で口をすぼめ空気を入れる ヒュ~・・・口中で香りが立ち上がり、吟醸香が広がります。
良い!味わいは
濃い! BODYがしっかりしている!
まずは柔らかい甘みが広がり、
次いで酸が追いかけてきて・・・キリッと締めた、
と思うと最後にかすかな苦味が・・・何層も繰り返し寄せてくる印象・・・なんて複雑な味!
美味い!このままスイスイと呑み進んでしまいそうですが、ちょいと我慢をしましょう。

翌日から10日ほどかけていただきましたが、ず~っと美味しかった。
日をおって、最初の“何層も寄せてくる”という縁が立ったような印象が薄れ、徐々にまるく、深く、収束されてきました。
最後の一杯は本当に穏やかな・・・・日本酒の変化って面白なぁ、と改めて痛感。

ところで
若林酒造さんの所在地は島根県
太田市大田市
温泉津・・・・? なんて読むの?
これ「ゆのつ」と読むそうです。
石見銀山の搬出地として栄え、名前のとおり温泉がでる港町で、今も町並みは当時の面影がのこっている、とのこと。
蔵は造り300石、少人数の小さな蔵ながら生産設備はしっかりと整え、地元杜氏と若い蔵人の意欲的な蔵、とのご紹介でした。
ちなみに、杜氏さんのお名前は 山口
竜馬氏!
ラベルには「山口」の上に「杜氏」の文字がありました。
以前は「開春竜馬」として出されたそうですが、事情があって「山口」に変えられたとのこと、商標の問題かな?
いいなぁ、温泉のある港町、往時はさぞや栄えたことでしょう。
行ってみたいなぁ・・・・・と、しばし西の方角を仰いで思いをはせます。
あぁ、美味しかった! ご馳走様でした!
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