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ささゆりの里へ
「ささゆり」という花をご存知でしょうか?

山野に自生するユリでは、東日本のヤマユリに対して西日本の代表格がササユリで、薄紅色の美しい花です。
葉が厚く、笹の葉に似ていることが名前の由来だそうです。
しかし、近年、この花も減少しており、群生地がずいぶん減っているそうです。 心配ですね。

今日のご紹介は、そのササユリの名を冠したお酒です。

愛知県岡崎市保久町 柴田酒造場
考の司 ささゆりの里 純米吟醸生原酒

ささゆり ラベル


柴田酒造場は、岡崎市(数年前に合併しましたが、以前の町名は額田町(ぬかたちょう))に所在する酒蔵です。
創業は天保年間、当時、庄屋であった柴田家が余剰のお米で酒造りをはじめたのが基だそうです。

蔵の所在地は神水(かんずい)という地名で豊かな湧水の地であり、その水質は硬度3の軟水、もちろんこの水が考の司の最大の特徴である「綺麗な酒質」を生み出しているのでしょう。

銘柄「考の司」は孝行息子が酒の湧き出る泉を見つけ、病の父親のために好きな酒を汲んで運んだというお話によるそうです。
養老の滝に似ていますね。



きれいですが奥深い、味わい深いお酒です。

香りは穏やかで、含むと最初はさらさらとくせのない第一印象ですが、やがて深みが現れてきます。
二口、三口ととすすめるうちにアルコール度17%の濃さを実感します。
うん、美味いです。



さて、ササユリは額田町の花でもありました。
いま、ササユリの群生地をとりもどそう、と取り組む人々がいます。
かつて、青と同じ職場にみえ、数年前に不慮の事故で亡くなられたO氏もその一人でした。

生前のあるとき、O氏は酒席で青にこう言われました。
「必ず、実現させます。技術的にはもう少しです。私の家の庭にもササユリをいっぱい植えますよ。そうなったら、我が家に招待しますから、是非、花と月を眺めながら一杯やりましょう。」と。
とても、とても楽しみだったのですが・・・・・、残念です。
そのときの酒はきっと・・・・・・・・。

先生と志をともにされ、今もがんばってみえる皆さんのご成功をお祈りしています。

そのときはきっと・・・・・・




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【2010/04/23 00:37 】 | 日本酒 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

お酒のことを女房詞で「ささ」と言いますね。
O氏のお庭に咲く花は、紛れもなく素晴らしい酒(ささ)百合でしょうな。
【2010/04/24 08:32】| URL | 酒呑親爺 #-[ 編集] |

酒呑親爺さんへ
酒百合ですか、これはまた面白いです。
偶然ですが、淋しい思い出話が続いてしまいました。次回は明るくいきましょう。


【2010/04/24 16:03】| URL | 青の50号 #-[ 編集] |
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